「レノファ山口FCレディース」2026なでしこ2部第14節・吉備国際大学Charme岡山高梁戦前 赤嶺将太監督コメント

――リーグ戦が13節まで終了しました。後半戦に入ってから2連勝していますが、現在のチームの状態はどう感じていますか?

前半戦はすごく良い時もあれば、あまり良くない時もありました。でも、その良くなかった時期をしっかり乗り越えて、前期に勝てなかった相手に後半戦は2連勝できている。そういう意味では、チームの総合力や組織としての力は確実に上がっているんじゃないかなと思っています。

――前半戦の11試合を振り返ると、開幕戦で勝利した後に4試合勝てない時期がありました。あの時はどういう心境でチームの指揮をとっていましたか?

開幕戦の相手は手強かったんですが、そこで勝てたので「結構いけるのかな」と思った矢先に勝てなくなって…。やっぱりそんなに甘くないな、と思い知らされましたね。

それでも選手たちは、「全然かなわない」と下を向くのではなく、「あとちょっとで勝ちに近づけるはずだ」というマインドでやってくれていました。みんなが強い自信を持っていたので、チーム内に嫌な空気や悲壮感はなかったです。だからこそ、しっかりとした組織の力で最初の壁を乗り越えられたのかなと思います。

――そこを乗り越えてから3連勝。前半戦は4勝3分4敗のタイ(イーブン)でしたが、総括としてどんな前半戦でしたか?

開幕戦が良くて、そのあとにこのリーグの厳しさを知って、その苦しい時期を乗り越えて積み上げられたものは、かなり大きかったです。その後に3連勝できたことを考えても、あの足踏みした期間は、自分たちの目指すスタイルを見直すための意味のある時期だったのかなと。それが今の勝利にも繋がっていると感じるので、価値のある敗戦にできたんだと思っています。

レノマガ

――スタイルを少し変えたりもされたのですか?

そうですね。それまでは自分たちのやりたい形に少し固執する部分があったのですが、もっとシンプルに「相手が嫌がるプレー」や「アグレッシブにゴールへ迫るプレー」を増やしていきました。それが最近の内容の良さや、結果に繋がってきていると思います。今後は、自分たちのやりたいことと、相手が嫌がるプレーを、良いバランスでしっかりと出せていければベストですね。

――全チームとの対戦が一巡しましたが、なでしこリーグ2部の印象はいかがですか?

簡単に勝てないリーグだということは戦う前から分かっていましたが、実際にやってみてそれを改めて実感しています。ただ、どのチームに対しても勝てるチャンスはありますし、負けた試合を振り返っても、内容自体は決して悪くないゲームもありました。

特に首位のチーム(吉備国際大学Charme岡山高梁)には、こちらがシュート数で圧倒していたのに、相手にワンチャンスを仕留められて負けてしまった。そういった意味では、勝てるチャンスもたくさんある一方で、どちらに転ぶか分からない試合が多いリーグだなと感じています。

――次はその首位の相手との対戦になります。吉備国際大学Charme岡山高梁はどんなチームですか?

とにかく守備が固いですし、攻撃ではチャンスを確実に仕留めてくるような素晴らしい選手が前線にいます。こちらはピンチの芽を早く摘むことも大事ですし、相手の堅い守備をこじ開けられるだけの決定力が必要になりますね。相手はこれまで7失点しかしていないですが、私たちはここ数試合で複数得点できているので、その勢いを今回もしっかりとぶつけていきたいです。

――次はどんな試合にしたいですか?

前回の対戦は、今季初めて負けた試合の直後だったので、すごく気持ちも入っていました。実際に内容も良かったのですが、それでも勝てなかった。だからこそ、今回はより強い気持ちで臨みたいですし、あの敗戦の悔しさから学んだものはたくさんあるので、それを生かしてしっかりと結果に繋げたいと思います。

――ここからホーム2連戦になりますが、ホームでの声援はどのように感じていますか?

アウェーであっても、自分たちが勝てなくて苦しい時であっても、変わらずに応援してくださる方が常にいます。そしてホームは、より多くの方々に後押ししていただける本当に素晴らしい雰囲気です。「ホームは絶対に勝たなきゃいけない」と思っているので、このなでしこ2部でも圧倒的なパワーをくれるサポーターの方々を喜ばせられるように、この2連戦は必ず連勝したいです。

本当に、どこのアウェーに行ってもうちのサポーターの声は響いていますし、スタンドのオレンジ色がすごく目に入ってくるんです。アウェーの慣れない環境の中でも、自分たちがいつもホームでやっているような感覚でプレーできているので、レノファのサポーターの皆さんは本当に凄いなと日々感じています。

――なでしこリーグ2部に昇格して、注目度が上がったなと感じることはありますか?

そうですね、試合の結果を毎回ニュースで報道していただけるようになりました。それにレノファのサポーターのおかげで、なでしこリーグの中でも「レノファ(の熱量)って凄いんだな」と思ってもらえている実感があります。これからも結果を出し続けて、「昇格1年目だけど、ただ者じゃないな」と思わせられるように、残りの試合も皆さんと一緒に戦っていきたいです。

――現在の順位は5位で、首位との勝点差が「8」という状況です。この昇格争いについてはどう感じていますか?

当初の想定ではもう少し苦しい試合が多くなるかと思っていましたが、自分たちがやってきたことをピッチで表現できる試合が多いので、この順位にいられているのだと思います。ただ、僕らは1部昇格を目指しているので、今の順位には決して満足していません。

とはいえ、首位とそこまで大きく離されているわけではないですし、ここからの3試合の結果が、この先の運命を握っていると思っています。まずは目の前の試合を1つずつしっかりと勝ちきって、昇格争いに食い込んでいきたいです。

――次は首位との直接対決ですから、本当に重要な試合になりますね。

そうですね。ここで勝ち切ることがチームの大きな自信になりますし、実際に勝ち点差を縮めることにも直結します。必ず勝ち点3をもぎ取って、前回のリベンジを果たしたいです。

なでしこ1部昇格への正念場 レノファ山口FCレディース、首位と対戦へ – 山口宇部経済新聞
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/5446/

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