■6 輪笠祐士 選手
――開幕戦から3日が経ちましたが、改めて試合を見返したりして、どのような時間になりましたか?
個人で映像を見て振り返りました。チーム全体での共有はこれから行う予定なので、まだ全員で共有しきれてはいませんが、まずは個人で修正できること、自分にできることをそれぞれ整理している段階です。
――輪笠選手自身、開幕戦を冷静に俯瞰してどう感じましたか?
一言で言えば「不完全燃焼」です。準備してきたものをほとんど出せず、自分たちの力を発揮できた時間はごくわずかでした。チームとして「変わったレノファを見せる」という部分を表現しきれなかったことが非常に悔しいです。結果はもちろんですが、内容的にも納得のいかない試合でした。
――アクシデントによる負傷交代があり、難しい立ち位置でのプレーになったと思いますが、そのあたりはいかがですか?
元々は左利きのコウセイ(沼田航征)がいたポジションで、彼がうまくローテーションしたりパスを回したりする形を、練習試合から手応えを持って取り組んできました。自分が急遽そのポジションに入り、コウセイのプレーイメージを持ちながらやりましたが、やはり自分は右利きということもあり、彼ほどスムーズには振る舞えなかったというのが個人的な印象です。練習で試せていなかったぶん、リスクを負いすぎないようコントロールしながら試合を進めていました。うまくいったシーンもありましたが、あそこから斜めにパスを刺していくのがチームの狙いなので、そこまで至らなかったのは個人の課題です。本格的に取り組むのであれば、もっと練習からトライできる部分があると感じています。
――守備を重視してきた中で、不本意な形での失点もありました。
これまでの練習試合では、自分たちが主導権を持って守備ができていました。高い位置からプレスをかけてボールを奪い、ショートカウンターにつなげる形を徹底してきましたが、開幕戦では入りの部分でイレギュラーなことが多く、自分たちでスイッチを入れられなかったことが最後まで響いてしまいました。どんな状況でも自分たちの形を貫けるチームにならなければいけません。開幕戦でそれができなかったのは痛手でしたが、前半途中から球際や寄せる距離、連動性については立て直せた部分もあったと感じています。
――特別大会(百年構想リーグ)としての開幕戦でしたが、感覚として違う部分はありましたか?
全くないですね。公式戦という大事な初戦を落としたという事実に変わりはありません。自分たちの持てる力を出せなかったことが悔しいですし、今年は結果にこだわることをチームで強く意識しているので、非常に悔しさが残ります。
――次はすぐにホーム開幕戦がやってきます。モチベーションはいかがでしょうか?
ホームですので、とにかく勝つこと。そして内容でも皆さんに満足してもらい、「レノファは変わったんだ」という姿を見せなければいけないと思っています。開幕戦で見せられなかったぶん、より一層「もっとやらなければならない」という気持ちが強まっています。
――ホーム開幕戦の相手は、Jリーグに初参入した滋賀ですが、印象はいかがですか?
現時点では詳細な情報は持っていませんが、これからスカウティングを進めていきます。相手はワクワクした気持ちで挑んでくると思いますが、その出鼻をくじくような、自分たちが襲いかかる守備を見せたいです。「自分たちのサッカーをさせてもらえない」と思わせるような展開に持ち込む必要があります。逆に入りの部分で相手に余裕を与えてしまうと、自信を持たせてしまうので、立ち上がりが本当に大事になると考えています。
――開幕戦の悔しい結果の中でも、手応えを感じた部分はありましたか?
守備は難しい時間が続きましたが、攻撃に関しては良い距離感で連動し、ゴールに向かうシーンを何本か作れました。今年は「3人目の動き」など、ボールに対して多くの選手が関わることを意図的に取り組んでいます。その形自体は出せていたと思いますが、最後の質や精度がまだ足りませんでした。ただ、昨年までの偶発的な形よりも、意図的・再現性のある攻撃ができているのは収穫です。サッカーをよく見ている方なら、狙いを持ってやっていることは伝わったのではないかと思います。
――自陣からつないで流動的に動くスタイルへの変化については、どう感じていますか?
ボランチが後ろや脇に落ちたり、シャドーが引いたり、みんなでスペースを共有しながら流動的に動けています。誰かが動いて空いたスペースに別の選手が入る。全員が同じ絵を見ることが大切です。その絵を共有できる人数を増やし、さらにスピード感を上げていく必要がありますが、意図を持って取り組めている実感はあります。相手に捕まらないようにポジションを変え、相手の反応を見ながらどこのスペースが空くかを判断するサッカーを徹底していきたいです。
――ホームのサポーターに、特に注目してほしいポイントを教えてください。
まずは、二部練習などで鍛え上げてきた球際の部分や走る姿です。戦う姿勢や勝負へのこだわりは、目に見えて分かる部分だと思うので、そこをしっかり見せたいです。それに加えて、多彩な攻撃の形も持っています。ゴールに迫る様々なパターンを見て、楽しんでもらえたらうれしいです。
「レノファ山口FC」百年構想リーグ第2節・レイラック滋賀FC戦前、大岩一貴選手コメント
https://ubekei-plus.com/renofa-20260211-2/
「レノファ山口FC」百年構想リーグ第2節・レイラック滋賀FC戦前、小田切道治監督コメント
https://www5.targma.jp/rokudas/2026/02/11/post3367/
レノファ山口FC、ホーム開幕戦で滋賀と対戦へ 小田切体制初勝利なるか – 山口宇部経済新聞
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/5345/